私たちは2016年の段階で患者会活動にZoomを使い始めました
お薬をテーマにした「お薬当事者研究」というワークショップは2017年頃にスタートしましたが、当時はリアルの開催だけでした。模造紙やホワイトボードにグラフィックを書くということが薬当事者研究の醍醐味でもあり、特徴でもあったためです。
しかし同じことが実はZoomによるオンラインでも可能なのではないかということは薄々感じていました。
そこで Zoomのホワイトボード機能を利用したお薬当事者研究に挑戦してみると案外同じようにグラフィックが作れることがわかってきたのです。
研究当事者者の語りを受け止めるグラフィックの技術
ファシリテーショングラフィック(以下ファシグラ)については月崎は10年ほどのキャリアがあり、代表のノリさんも練習を行い早々に私たちは、ある程度のテクニックと自分の描き方スタイルを確立することに成功しました。
模造紙に手書きすることと、オンラインホワイトボードに描くことはツールは違いますが、センスとテクニックには大きな差がないというのが結論です。
もちろんファシグラというものは非常には奥が深く、挿絵も含めたプロ級のグラフィックには遠く及びませんが、当事者研究に置いて、「研究当事者の発言を受け止める」ことについては十分できていると感じます。
また私たちはオンラインホワイトボードではなく、紙に書いたファシグラをスマホで撮影し、共有するというアナログな方法もマスターしています。
どちらを使っても、当事者研究はできます。自分の状態を研究してみたい皆様、スマホでもPCでもZoomで気軽にお薬当事者研究に参加してみませんか?