1月13日の減薬ダイアローグカフェ 参加者 10名(20時〜22時)
アドレスはいつもの(みなよくなろおおおお)
減薬ダイアローグカフェ2020第1回の報告です
実際のお薬手帳をパワポに書き写しまずその種類を調べてみました。
当時のNORIさんは痛みと不安に苦しみ、痛い→不安→痛みの誘発→不安の増大というループの中にいたそうです。
精神科と整形外科で処方されていた薬は全部で13種類。
胃薬が3つ、抗不安薬が2種類、抗うつ剤が2種類、睡眠薬が1つ、抗精神病薬が1種類、そして痛み止めが3種類、抗てんかん薬が1種類整形外科で処方されていたことがわかりました。
当時のノリさんには薬についての知識もなく、自分がどのような薬を飲んでいるのか把握しておらず、また副作用止めとして処方された胃薬も、処方されたから自動的に服薬していただけで、特に胃の症状があるという自覚はしていなかったそうです。
参加者の皆さんと対話したこと。
●副作用どめは、向精神薬とセットでなんとなく出されていた
●薬の名前に薬名と商品名があることがわかったのは最近だ
●診断名と処方されている薬の関係がよくわからない。
●診断名は保険請求上の理由でカルテに記載されている。診断名と処方薬が一致しないこともよくある
●ジェネリックは本当に同じなのか?添加物が違うと飲み心地が違うと思う
●薬の種類は調べる気になり方法を覚えるとわかるようになるが、意識を持たないとわかりにくい。
●お薬手帳は過去の処方と症状の関係を知るために大切な情報なので保管した方が良い
サイレースの依存症に悩む参加者の相談
サイレースをやめたいが依存性があり、不安な時に頓服で服薬することがやめられない(Aさん 診断名・統合失調症)
一般の患者会などの場合は依存症であることを安心して打ち明けることが難しく、薬のことを安心して話せる場も少ないようです。MSCは参加者の状態を穏やかに受け止め、各々の環境の違いや体質の違い経験の違いなどを認めた上で、「〜するべき」を押し付けることなく、自分を主語に体験したことを率直に語り合える場を作っていけるよう努力したいです。
ところでサイレースなどベンゾジアゼピン系の睡眠薬などを服薬している人の中には、飲まないと何らかの身体症状が強く現れ飲むことを余儀なくされるといういわゆる「身体依存」と、辛いことなどが少しでもあると耐えられずそれから逃れるために睡眠薬を服薬し続けてしまういわゆる「精神依存」の2タイプの方がいるようです。
来週は
来週はこの頓服で睡眠薬を服薬することをやめる方法についての本をみんなで読んでみようと思います。またNORIさんの処方について換算方法を使ってその量を調べてみる予定です。 とてもゆっくりですが丁寧に対話を続けていきましょう。
今後のこと
今後のことになりますが、ご自身の相談をしたい方はぜひお薬手帳のコピーなどをご用意ください。多くの場合、カフェに専門家はいませんが、みんなで力を合わせ、処方を具体的に読み解きながら語り合います。ただし個人差が大きく1つの正解を出すことを目的としていません。向精神薬とその減薬や離脱症状についての不確実性を仲間と共有しましょう。穏やかな対話や意見交換をする場であることをご理解の上、ご参加ください