●毎月ごとの参加お申し込み●
●10月の申し込みはこちらから ↓
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b51fcfb4758358
精神医療で苦しむ人をみんなでなくそう
●精神医療を体験した本人にしかわからない実感を集めて語り合おう
●医療・福祉従事者に当事者のリアルな情報を伝えて一緒に考えよう
●語り合いの中から精神医療を変えるためにできること・したらいいことを皆んなで考えよう
●当事者のリアルな情報と皆んなで考えたことを社会に発信しよう
●同じ体験をしている人と仲間となって一人でないことを確認しよう
●みんなで参加型メディアをつくって共同作業をしながら発信しよう
「必要ない人には向精神薬を使用しないこと」を含め「向精神薬が適正に使用されること」を目的とした研究です。向精神薬を全て否定する場ではありません。
●この研究会のポリシー●
●各月の研究テーマ●
【10月の研究会のテーマ 】
来年度から高校の保健体育の教科書に精神疾患のことが記載されるようになります。10月は子どもたちや若者の精神保健をテーマに研究を予定しています。特に精神科の入り口初診問題について考えて行こうと思います。
10月5日(水)体験者の取材から見る精神科受診初診の問題点を研究する(ライター 月崎時央)
10月12日(水)精神医療に繋がれる子どもたち若者たち(ライター嶋田和子)
10月19日(水)増田さやか医師と断薬した躁鬱病当事者の公開診察室
10月26日(水) 薬剤師が教えるお母さんのための精神保健福祉と薬の話(薬剤師 國定好江)
10月のお申し込みは ↓
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b51fcfb4758358
【9月の研究会のテーマ 】
向精神薬の減薬とリカバリーについて当事者の体験を中心に対話会をします。
これまで薬物療法という視点で減薬について研究する場面が多かったのですが、9月は当事者のリカバリーの工夫、患者会活動 、減薬を勧める医師の実践など様々な角度から向精神薬について考えていきます。
9月7日(水) 眼瞼痙攣が治ってきためぐむさんの体験と生活のくふうについて(予定)
9月14日(水) 増田さやか医師減薬についてのプレゼンテーション
9月21日(水) ジストニア・ジスキネジアについて考える当事者会 のお話
9月28日(水) 少量の薬で躁鬱病をコントロールするチャーミーさんの1人 WRAP活用術
9月のお申し込みは ↓
https://ssl.form-mailer.jp/fms/53951102756043
【8月の研究会のテーマ】
減薬が難しいとされている診断名を持つ当事者の体験談を聞いてみよう
【7月の研究会のテーマ】
抗うつ薬に関する専門書を一緒に読んでみよう
【6月の研究会のテーマ】
新版 ゆっくり減薬のトリセツ を実際に使ってみよう
新版ゆっくり減薬のトリセツ をみんなで使ってみよう。
6月1日 (水) オリエンテーショントリセツ の紹介
6月8日 (水) トリセツ を使ってお薬手帳読み解き会
6月15日 (水) 代替療法情報交換会
6月22日 (水) 医師・薬剤師との減薬の進め方
●6月の参加お申し込み
https://ssl.form-mailer.jp/fms/a982dd4f742491
【5月の研究会のテーマ 】
減薬に関するさまざまな情報や意見を語り
減薬の様々な方法について経験者の話から研究を深めていこう
5月4日 (水) オリエンテーション項目の紹介
5月11日(水)減薬のスピードについて考えよう
5月18日 (水) 減薬をするには専門家を探す?自分で管理する
5月24日 (水) 向精神薬を辞めにくいのは身体的依存?それとも 精神依存?
5月28日 土曜ダイジェストAM10時~11時
●5月の参加お申し込み↓
https://ssl.form-mailer.jp/fms/08643d2b735843
【4月の研究会のテーマ 】
当事者の書いた本をみんなで共同読書してみよう
抗不安薬や睡眠薬として処方されるベンゾジアゼピン。減薬で激しい離脱症状に襲われる人もいる薬です。計画的な減薬を数年がかりで実行して回復した経験者の書いた本をみなさんでじっくり読んでいきましょう。今月の図書は『ベンゾジアピンの減薬・断薬法』ワイパックス著
もちろん異なる意見や体験もあると思います。みんなで経験と情報をもちより考えながら悩みながら時をすごす研究会をともに作っていきましょう。
4月6日 (水)オリエンテーション本の紹介&交流会
4月13日 (水) 依存と離脱症状の仕組み 減薬の方法
4月20日(水) 断薬成功4つの考え方
4月27日(水) 個体差について
4月 30日(土) 4月のダイジェスト対話会
●4月の参加お申し込みは終了しました
7月以降の予定は年間計画をご覧ください(変更する場合もあります)
https://lamappa.jp/information/2022_schedule/
●研究会のコアメンバー紹介●
研究計画について ジャーナリスト 月崎時央
1.研究題目
向精神薬の副作用と減薬・断薬過程における症状 ――患者による体験の語りからの考察――
2.この研究の背景または先行研究の状況と本研究の位置づけ
弟が躁鬱病を発症した1996年からジャーナリストとして精神保健福祉の取材を始め、精神科のかかり方をアドバイスする書籍『正しい精神科のかかり方』(1998年小学館刊)を執筆した。
その後、イギリスやカナダなどから、精神科の薬物治療についての問題を訴える情報が入ってきていたにもかかわらず、薬物関連の情報にはあまり注目してこなかった。
約20年間、精神保健福祉領域とは関わりをもっていながら、「精神科の疾患は慢性的なもので、多くの場合は生涯、薬物治療を継続しなければならない」と信じて取材を続けてきた。
しかし約7年前に偶然出会った、精神科処方薬の断薬体験者が語った減薬のプロセスとだ断薬、回復のストーリーに衝撃を受け、それ以来、従来の自分の考えを180度変えることとなった。
精神科を受診している多くの患者の症状が、年をおうごとに悪化するケースは少なくない。その原因を以前は、「慢性疾患の宿命」と捉えていたが、実は長期に渡る不適切な薬物療法がその原因の1つである可能性を意識するようになった。
このような理由から薬をやめたり減らしたりして回復した人々の体験者談を、患者会を通じて募集したところ、全国から「自分の体験を語りたい」という患者さんからコンタクトがあった。その人々の話を聞くために各地を回った。また回復者や減薬中の患者のコミュニティとしてメンタルサバイバーチャンネルの運営も行っている。
日本の精神科における多剤大量処方は国際的にも問題視されており、厚生労働省も規制をかけているが、減薬・断薬の進展は極めて遅い現状にある。それは、医学的に依存症や離脱症状があるのみならず、減薬・断薬に影響を与える患者、医療者、支援者などの関係の条件が患者の視点からの解明が十分になされていないことが一つの大きな原因となっていると考えられる。本研究が明らかにすることによって、減薬・断薬の進展に大きく貢献する可能性がある。
先行研究において医療提供側から、減薬の方法や効果について研究したものはあるが、本研究のように断薬を完了した患者側の視点で研究を行ったものはなく、断薬体験を持つ患者のインタビューの分析は、精神科治療における減・断薬について新たな可能性を発見できるものと考える。
3.研究目的
向精神薬の効果や副作用に疑問を持ち、減薬や断薬を試みた当事者を対象に、精神科の初診から治療・減薬過程、断薬完了、そして回復までのプロセスにおける、当事者の意識、医療者との関係、支援者との関係などについてインタビューし、体験者の語りの分析を行う。
インタビューを通して、向精神薬の副作用、減・断薬の過程で起こり得る患者の心理的作用、離脱症状による症状の増悪や残存症状の存在、そしてそれを乗り越える過程などを調査し、精神科処方薬の断薬を可能とする条件を明らかにすることを目的とする。
4.研究計画
1 減薬・断薬に関する先行論文・書籍など情報の確認
2 精神科処方薬を服薬し、減薬中や断薬した患者のインタビュー取材を行う。
インタビューの内容は、精神科初診から治療、副作用減薬開始、断薬完了から現在に至る治療のプロセスと周辺状況を詳細に聞く
3 インタビュー音声を文字起こしした内容から項目を抽出し、分析を行う。
基本情報は以下のシートで事前に把握する