ゆっくり減薬のトリセツ ゆっくり減薬のトリセツ 2020.06.29 2020.03.24 監修の言葉ー不破令(回復当事者)2015年に20代から服薬していた向精神薬を完全断薬したノリです。私は氷河期世代の就職難からメンタルの病気を発症し、摂食障害、パニック障害、うつ病、線維筋痛症など様々な診断名がつき向精神薬の多剤処方に苦しんだ経験があります………記事を読む 1-1 自分の薬について調べる「私はとてもたくさんの薬を服薬していて心配です」と話す精神医療ユーザーは少なくありません。しかしその方に、実際に服薬している薬の量や種類や組み合わせや、診断名との関係などについて「どのように薬が多いと考えているのですか」と具体的な質問すると 1-1-1 自分の薬を確認しよう精神科で処方される主な薬についてまず基本的な知識を持つことが大切です。向精神薬とは脳の中枢神経に作用し、精神の機能に影響を及ぼす薬物の総称です。「抗」という字を使う抗精神薬はメジャートランキライザーとも言われ、統合失調症やそう鬱病………記事を読む 1-1-2 自分のお薬手帳を眺めてみよう薬局で配布されるお薬手帳には、処方された薬の一覧と、服薬方法、簡単な副作用などが記載されています。まずはそれをしっかり確認することが大切ですが、実はそれだけでは情報は不十分です。お薬手帳を元にインターネットや薬の本などを参考に、処方された………記事を読む 1-1-3 処方薬一覧を作って服薬の状況を見てみよう処方される薬には1日の最大量が決まっておりそれは調べると簡単にわかります。しかしそれはその薬単体の最大量です。複数の薬を服薬している場合には、それぞれの種類ごとに換算方法というのがあります。種類ごとに換算値がどの程度になるのかを把握しまし………記事を読む 1-1-3 処方薬一覧を作って服薬の状況を見てみよう処方される薬には1日の最大量が決まっておりそれは調べると簡単にわかります。しかしそれはその薬単体の最大量です。複数の薬を服薬している場合には、それぞれの種類ごとに換算方法というのがあります。種類ごとに換算値がどの程度になるのかを把握しましょ 1-1-5.あなたも処方薬一覧を作れます(ダウンロード)あなたも処方薬一覧を作ってみよう 1-2 処方ルールを知っておく厚生労働省(国)は診療の仕方やその価格、処方薬についてのルールを作っています。国のルールは定期的に変更になります。保険診療では全ての医師はそのルールに沿うような方法で患者さんの状態を解釈して薬を処方しています。処方の裏側にある事情………記事を読む 1-3 これまでの経過を振り返る長期にわたって精神科治療を継続している人は少なくありません。かなりの患者さんが、治療に納得できず転院を繰り返している実態があります。良い先生を探そうとした結果、それまでの診断名が全く違ったものになったり、服薬してきた薬が全部変更になったり………記事を読む 1−4 仲間を見つける体調に不安を抱える患者さんの多くが「自分は特別状態が悪く不運だ」「自分のような体験をしている人は自分だけだろう」と考えているようです。患者会や自助グループに繋がったり、ピアサポーターと話したり、別の当事者の体験話を聞き「自分は一人ではない………記事を読む 1−5 薬剤師さんに相談する薬剤師さんをただ薬を手渡す人と考えている人がいるかもしれませんが、薬剤師さんはドクターに薬のことを助言したりできる薬の専門家であり、医療チームの大切なメンバーです。医師に対して薬のことを照会する疑義照会という職業上の権利を持っています。か………記事を読む 1−6 先生と対話してみる精神科医と患者さんのコミュニケーションがうまくいっている例は非常に少ないのが実情です。多くの場合3分間診療であったり、カウンセリングのような体裁でも薬の処方を前提として話を聞いてくれるだけだったり。減薬で患者さんを回復させた経験のない医師………記事を読む 2−1 自分の中の治る力を信じる「病気は精神科医が治してくれるもの」と信じている人も少なくありませんが、「病気は自分で治すもの」と意識が変化した時回復へのきっかけが訪れる例をたくさんみています。良質のブログや、体験者のコメントによって、自分の中に回復する力があり、希望が………記事を読む 2−2 体と環境を整える薬の調整は気力や体力を必要とするデリケートな治療だと考えましょう。体力が落ちている時、苦手な季節、ストレスフルな出来事がある時には注意が必要です。まず食生活や運動などで体を整えましょう。そして信頼できる人間関係や、ホッとできる場所など、安………記事を読む 2−3 処方薬依存になっている可能性を考えるもし「薬を飲みたくてしょうがない」といった精神的な依存傾向がなくても、服薬しなかったり、量を減らしたりした時に、頭痛やイライラなど体調が悪くなったり色々な症状が出ることは少なくないようです。「依存症」という言葉に抵抗があるのは当然なのです………記事を読む 3−1 慎重な計画を立てる減薬や断薬のスピードにはかなり個人差があります。その中で減断薬中やその後もリカバリーが進み精神的に安定した状態であったり、後遺症的なものが比較的少ない方の多くは計画的な減薬を行なっている傾向があるようです。服薬を恐れるあまりに、1日で服薬………記事を読む CAUTION!!!一気断薬の危険向精神薬については長期計画を立ててゆっくり減らす方もいれば、急なスピードでパッと薬を飲むのをやめる方もいます。そしてその結果も様々です。しかし、このコーナーは危険を回避するために、急な断薬の結果大変な状態になった方の情報を集めてい………記事を読む 3-2 自分にあった薬の単位を見つける減薬の経験者の話を多く聞いていると、向精神薬の調整は医師の指示する4分の1という単位よりもっとデリケートに行なっている人が多いことを実感します。ウオータータイトレーション(水溶液)という方法を取っている人は1%単位で薬を調整しています。私………記事を読む 3−3 離脱症状に耐える覚悟を持つ離脱症状の強さやどんな症状が出るのかにもとても個人差があります。あまり恐れずでもある程度覚悟することが必要なようです。薬は慎重に調整した方が離脱症状も激しくない傾向があるかもしれません。また多くの人の話を総合するとかなり変わった離脱症状や………記事を読む 3−4 自分を少しだけ変えてみる減薬が進むにつれ向精神薬を服薬している時には考えられなかった色々なことを考えられるようになったという方は少なくありません。意識がはっきりして考えることができるようになった分、辛いことや現実をはっきりと認識する場合もありそうです。薬に頼らな………記事を読む 404 NOT FOUND | ここでいっしょに経験者がつくる向精神薬 減・断薬情報 こころの病からの回復を支えあうコミュニティ・メディア 減・断薬を考える時の参考情報減・断薬に関する書籍本冊子で参考にしたインターネット情報本文中の用語解説会員制コミュニティサイト「ここでいっしょに」 用語集 監修の言葉ー名古屋まごころ診療所院長 精神科医 増田さやか精神症状を回復させてくれるものは薬以外にたくさんあります。理解者、時間、ストレスからの解放、自然療法など。ここでは「薬を変えても少しも良くならない、逆にわるくなっている」「多少は良くなっているが副作用がひどく普通の生活がで………記事を読む 冊子のご購入はこちら オンラインショップ冊子『ゆっくり減薬のトリセツ第3版』(2024年 読書日和刊)漸減法・隔日法の具体的減薬計画表のサンプルや、食事療法、セルフケアなどの情報を加えサイズを小さく、価格をおさえて、再発刊!Amazo………記事を読む