べてるの家の皆さんが日頃話をしたりミーティングをしたり当事者研究をしている中から生まれた当事者研究の理念集です。
まず1ページ目に当事者研究を行う一般的な展開例がコンパクトに説明されています。
その後のページでとてもいいのが理念の紹介です。理念は全部で14個ありますが1つ1つがとても素敵です。
- 理念 自分自身でともに
- 理念 経験は宝
- 理念 治すよりも活かす
- 理念 笑いの力
- 理念 いつでも、どこでもいつまでも
- 理念 自分の苦労をみんなの苦労に
- 理念 前向きな無力さ
- 理念「見つめる」から「眺める」へ
- 理念 言葉を変える振る舞いを変える
- 理念 研究は頭でしない体でする
- 理念 自分を助ける仲間を助ける
- 理念 初心対等
- 理念 主観・反転。”非”常識
- 理念 「人」と「こと(問題)」をわける
理念だけを書いてもピンとこないかもしれませんが理念集に書かれた各理念の説明がとてもわかりやすくそしてユニークでなるほどなあと思うものばかりです。
メンタルサバイバーチャンネルでは2〜3年前から「お薬当事者研究」を続けています。研究をスタートする最初に必ずこの理念集をみんなで声を出して読むことにしています。そのことによってみんなで何かを研究することの意味が深いところで感じられるからです。
当事者研究をする方にはもちろんお勧めですが、何か自分のことを考えてみたい悩んでいることについて研究してみたい方は、一人で悩まず、またこれを一読してから考えてみるのもよいかと思います。
ちなみに理念などが書いてあるのは24ページまででの頃は、ノートの隅っこにパラパラ漫画みたいな小さなイラストの書かれた白紙のノートです。
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